概要

インターネットとゲームを融合させ、全国規模な不特定多数のユーザー達が一緒にゲームを楽しむことができるようになりました。それがオンラインゲームです。Massively Multiplayer OnlineはMMOと略されます。日本語にすると多人数同時接続タイプという意味で、一つの仮想世界で各々が主人公となり、顔も名前も知らないユーザーと共に戦い、共に楽しむことを可能にさせました。

NAVY FIELDとは、1940年前後の大規模な艦隊戦を想定したアクション性が高い海戦ゲームです。小型の艦船をセッティングして戦闘を重ね、レベル(Level・Lv)を上げていくことで大型の軍艦を持つことができるようになります。

1回の戦闘が10分~20分程度なので手軽に楽しめますし、ついつい熱くなって連戦を重ねてしまうハマり具合です。大砲は自動ではなく手動で発射するものがほとんどなので、シューティング要素もあると言えます。テクニックはある程度要しますが、他のオンラインRPGと大差ない程度です。

NAVY FIELDで求められるのは、個々の反射神経や技量よりも自分の船に慣れることや相手の行動を予測することが重要になってきます。そして、肝心なのは団体行動などの連携力です。連携プレイが成功した時、貴方はこのゲームのとりこになるはずです。軍事に疎かったり、歴史に自信がなかったりしても問題なくプレイできます。

料金

インターネットを使用でき、条件を満たしたパソコンがあれば、プレイに必要なソフトのダウンロードも無料なので、基本無料でプレイする事ができます。なお、NAVY FIELDの課金手続きを済ませればゲーム内でいくつかの恩恵を受けられます。以下、課金手続きや課金とは料金の支払いを指します。

通信費は別個であるため、光やADSLか、その他の定額制(固定制)でない場合は、プレイする時間によってプロパイダから、かなりの額を請求される可能性があります。また、通信速度の問題でプレイに支障をきたす可能性もあります。

NAVY FIELDは韓国のSDEnterNetが運営していますが、日本のハンゲームとの提携によってハンゲームから参加することも可能です。まず、いずれかのサイトで会員登録の手続きをしてください。各サイトからゲームのクライアントをダウンロードし、登録したIDでログインが可能です。会員登録も規約に目を通して個人情報を入力するだけなので料金はかかりません。

NAVY FIELDの課金には、大きく分けて3種類あります。1つ目は、プレミアムアカウントです。購入してから30日の間、ゲーム内で戦闘する度にゲーム内通貨であるクレジットとポイントのボーナスを受けるようになります。もう2つは、プレミアムシップとアイテムです。これらはゲーム内で入手できない、入手しにくい船やアイテムを得られます。回数製などで消耗するものと売却しない限り消耗しないものがあります。

ハンゲームから参加した場合、課金してプレイするには、電子通貨を購入しなければなりません。ハンコインでNAVYFIELDの電子通貨NFCを購入すれば、アイテムショップで買い物ができるようになります。詳細はハンコインポイント購入をご覧ください。

SDEnterNet直営のNAVYFIELDで買い物するには、クレジットカードか電子通貨G-MONEYWebMoneyが必要です。この電子通貨の購入は決算代行会社を通し、料金を支払ってから電子通貨を入手してアイテムショップで買い物できるようになります。

登録

SDEnterNetで登録した場合、クライアントを起動すると、IDとパスワードが求められます。これらは事前にSDEnterNetのNAVYFIELDで会員登録を行い、IDとパスワードを登録しないとログインできません。登録の際、注意してほしいのは登録したIDがそのままNAVY DIELDのゲーム上で名前として使われる点です。これはNAVY DIELDでキャラクターを使用しないことも関係してきますが、変えるためには新規に登録するしかありません。IDに数字を入れれば不安感、IDを長めにすれば難読感が出てしまいます。IDもパスワードも半角英数字です。全角で入力をしないように、F10キーを利用するなり注意してください。

大手のMMORPGでは会員登録で登録した情報や発行されたアクセス権をアカウントといいます(NFで垢は一般的用語ではない)。元は口座という意味ですが、サービスを受けるための名義という点で似ており、運営側が個別にユーザーを認識するために使い始めたと思われます。

IDは大文字や小文字を利用して、好みの名前をつけることができますが、パスワードだとログインの際 * (asterisk)に変わってしまうため、どちらかに統一しないと面倒です。パスワードの作成は半角小文字の英字と半角数字を混ぜて作ることをお勧めします。IDと似たパスワードや誕生日に関係する数字で登録するのは危険です。

誕生日や電話番号などは詐欺やスキミングといった犯罪が高度化する以前、覚えやすい番号として頻用されていました。しかし、近年、銀行も使われる暗証番号を類推されにくい番号にするよう呼びかけています。個人情報流失の防止は運営会社に頼りがちですが、ユーザー側でも気をつける必要があります。ユーザーができることはIDとパスワードの管理を注意することです。

パソコンそのもののセキュリティに気をつかうのは今では当然ですが、机の上などのメモ帳や紙きれにメモして放置する、といった類いは、客人から強盗まで他人に見られる可能性があるので油断禁物です。また、なんの気なしにそういったメモを捨ててしまった時、そのゴミとなった情報が誰の目にも入らずに、間違いなくゴミ処理場で焼かれる保障はどこにもありません。記憶がベストですが、他のサービスでも会員登録していたり、記憶に自信がなかったりする場合はパスワード管理ソフトを利用することをおすすめします。フリーソフトではID ManagerEntersoft Password Managerがお勧めです。

なお、2001年2月から不正アクセス禁止法(不正アクセス行為の禁止等に関する法律)が施行されており、行為そのものはもちろん、不正の助長行為も罰せられます。如何なる理由でも不正アクセスを行った時点で違法に該当し、警視庁によると未成年者の検挙は増加傾向にあるとして警戒しています。

導入

NAVYFIELDクライアントをダウンロードします。NAVYFIELDクライアントを一般的にいえばゲームソフトのようなものです。正確にいえばクライアントとはサーバコンピュータを介してデータの通信を行うInternet Exploreのようなソフトも含みます。

ダウンロード(download)とは、インターネットを通じてWebサーバーが設置されている会社、ここではNAVY FIELDの管理会社であるSDEnterNetから、データを取り出すことを指します。取り出すといっても、実際はWebサーバーからデータのコピーを行うのですが、転送時間はユーザーの接続環境に依存します。

NAVYFIELDクライアントはSDEnterNetの直営サイトNAVYFIELDとハンゲームのNAVYFIELDで公開されています。保存先はどちらでも問題ないですが、わかりやすいデスクトップや、整理しやすいマイドキュメントなどに保存すれば良いでしょう。クライアントのダウンロードは画像をクリックすることで開始されます。

次にインストール(install)を行います。ダウンロードが完了したら保存先のフォルダを開き、セットアップファイルを探してください。インストールとはアプリケーションソフト(ここではNAVYFIELDクライアント)をパソコンに記憶させることです。インストーラが付属しているので対話式のウィザードでセットアップが実行でき、初心者でも簡単にできます。ダウンロードしてきたNavyField_*******という実行ファイルをダブルクリックします(*には公開日付などが入る)。Program Filesの中に、\GAMESPACE24\NAVYFIELDフォルダが作成され、その中へ展開されます。標準で設定されていますので、操作に慣れてない方は変更の必要はありません。

起動後に待ち時間を短縮したい場合は、パッチファイルがある可能性があるのでチェックしておきましょう。パッチファイルとは差分ファイルともよばれるもので、ソフトの修正や更新を行うため、起動毎に行われるアップデートを効率的に解消するものです。起動のたびに行われるアップデートをオートパッチといい、Web上からユーザーがダウンロードしてパッチをあてることをマニュアルパッチと呼びます。つまり、公式サイトで最新のクライアントをダウンロードして、インストールを行ったとしても、細かい更新による差分は導入されていない状態であるとも言えます。その際、起動時にオートパッチが行われ、最新バージョンになります。

大規模アップデートの場合、メンテナンスと違って容量が増えるので、ユーザー側の接続時間が長くなります。その結果、多くのユーザーがアップデートを行っていることになるので、ユーザー側の接続環境が良好でも、混雑します(サーバーの負荷が理由)。そういった事にならないように、運営側がパッチファイルを配布している場合がありますので確認してみましょう。

配布されたファイルをダウンロードして、クライアントと同様にウィザードに従って導入すればマニュアルパッチの完了です。なお、混雑時はマミュアルパッチを利用したほうが速く、サーバーにも優しいのでたぶんきっと幸せな気持ちになれます。パッチは日付ごとに分かれており、公式サイトの「※注意点」の注意書きを確認しておきましょう。すべてダウンロード後に実行してもそれほど時間はかかりませんし、ウィザード形式なので簡単です。パッチの保存先はクライアントと同じようにするとわかりやすいと思います。パッチは古い順番から実行するので注意してください(日付で確認する)。

環境

ここで言う環境とはパソコンの性能(スペック)など、アプリケーションソフトの動作に必要な事項が揃っているかを確認します。NAVY FIELDは今時、売られているパソコンなら動作しますが、最低限のスペックに満たないと正常にゲームが動作せず、パソコンに負荷を与えてしまいます。パソコンの購入時、カタログや取扱説明書などにハードウェア仕様としてスペックが記載されています。

公式サイトでは、「OS」「CPU」「メモリ」「HDD容量」「通信環境」「グラフィックカード」「モニター」が確認項目となっています。しかし、一番重要なのは赤で記載されているDirectX(ダイレクトエックス)です。これがないと、NAVY FIELDをプレイできません。DirectXとはMicrosoft社が作成し、映像や音声を利用するソフトとパソコンの仲介役を果たしてくれるソフトです。ソフトのためのソフトという妙なモノですが、パソコンゲームのほとんどはこれを利用します。そのいったこともあり、標準でDirectXがインストールされている可能性があります。その際はバージョンを確認しておきましょう。DirectXはMicrosoft DirectXにて、無料でダウンロードできます。

「OS」など用語の意味がわからない場合、IT用語辞典で調べてみてください。本題の環境ですが、DirectXを導入した後だとパソコンの環境が調べやすくなります。Windowsのデスクトップ画面左下にある、「スタート」ボタンを押し、「ファイル名を指定して実行(R)」を選択。名前のところに dxdiag と入力後にOKを押すと、DirectXがインストールされていればDirectX 診断ツールが起動されます。Windows 7では、「スタート」ボタンを押し、「プログラムとファイルの検索」の箇所へdxdiag と入力すれば、dxdiag.exeが表示されます。「システム」のタブには、システム情報として、OS、CPU、メモリ、DirectXバージョンなどの情報があります。また、「ディスプレイ」タブをクリックすると、デバイスとしてグラフィックカード、モニターの情報が得られます。DirectXはWindowsの一部として機能することもあり、一度インストールを実行すると、アンインストール(削除)は困難です。しかし、Windows Updateを心がけていれば害はないので気にする必要はないでしょう。

DirectXと同様、映像の確認としてグラフィックカードのドライバ更新をお勧めします。メーカーパソコンの場合は、メーカーのホームページで確認してください。ここでいうメーカーパソコンとは大手企業(NEC、富士通など)が発売しているメーカー製のパソコンのことを指しています。これらのパソコンは初期設定などの手間を省き、「買ってすぐ使える」ことを売り文句にしているだけに、様々なソフトをプレインストールされています。その他、大抵はグラフィックカードのメーカーがホームページで公開しており、そちらでダウンロードができます。

HDD(ハードディスクドライブ)はお使いのローカルディスクを右クリックでプロパティを開けば、空き容量と使用容量を見ることができます。Windows XPではデスクトップからマイコンピュータを開きます。Windows 7では左下のスタートからコンピュータを開きます。ドライブが複数ある場合は、システムフォルダなどProgram Filesが収められているドライブが必要環境の対象となります。もちろん、インストールする際に別のドライブを選択している場合は、この限りではありません。

オンラインの世界

ネットゲームはストレスが貯まりやすい娯楽と呼べない娯楽ともいわれます。まだまだ新興産業的分野であり、SDEnterNetも日本でのサービスに不慣れな部分もあるため、質が高いとはいいにくい状態です。

まったく見ず知らずの人々と出会い、触れ合う機会を得られますが、チャットという文章のみのコミュニケーション、意思の疎通に最初は苦労します。相手が見えない以上、慎重に会話するように心がけましょう。他人に厳しい人もいますが、もちろん優しい人もいるので粗悪な文章は失礼に値します。年齢が低いことや初心者という言葉を免罪符と受けとる方がすべてではありません。

向上のために教わろうという姿勢は素晴らしいことですし、親切、丁寧に答えてくれる人もいます。ですが、何も調べずに何でも尋ねるというのは稚拙です。他のWebサイトの解説でパソコンの基礎的知識は得られますし、掲示板で過去に投稿されたログまで調べれば、ほとんどのことが解決できます。IT用語辞典では初心者向けサイトはじめの一歩で様々な分野の疑問に対する対応や回答が紹介されていますので、是非目を通してみてください。

NAVY FIELDはネットゲームの中で比較的人口が少ないゲームです。毎日1,2時間やっていればバトルルームで合うのは顔馴染みかもしれません。そういう時は積極的に声をかけていっても問題なく、余程の事がない限り歓迎されます。しかし人口が少ないが故に、時間帯のよっては中々会話の機会がつかめないかもしれません。そういう時はIRCに参加してみましょう。IRCとはInternet Relay Chatの略で、専門のチャットサーバーに接続するソフトを使ってチャットができます。元は大学で利用されていましたが、日本のネットゲーマーの中ではCHOCOALimechatなどが代表的です。キーボードのWinキーやEscキーとCtrlキーの同時押しなどを利用して、NAVYFIELDのクライアントを最小化させることよって、クライアントの起動中でもIRCを使用できます。IRCでのチャットとNAVYFIELDでのチャットは別個なので、NAVYFIELDで部屋内待機している際にIRCで会話に夢中になるといったことにならないように注意しましょう。接続するチャンネルは #ネイビーフィールド です(全角)。

ニックネームなどは後で変更できるので、IDと酷似したものでも入力しておけばいいです。ただし、チャンネルを間違えると接続できませんので注意してください。別に接続に失敗しても直せばいい話ですから、慌てなくても平気です。どうしても接続できなかったら、ダウンロードしてきたソフトかそのサイトでヘルプなどをよく見て解決してください。サーバーは関東ならばirc.tokyo.wide.ad.jpを選択すれば問題ありません。自宅近くの名前が記載してあれば、そちらを選択しましょう。wide系サーバーであれば、サーバー間リンクによって世界中から接続は可能です。接続すると、~ join #ネイビーフィールド (~~@ドメイン名)と表示されます。インターネットで調べてもわからない実戦的なことはここで聞いてみましょう。また、一部の大手ギルドである艦隊でも、それぞれチャンネルを開設しています。

ゲーム起動

まずはクライアントを起動します。しかし、起動に失敗した場合は以下の手順を参考にしてください。

  1. 公式サイトに記載している動作環境を満たしているか。
  2. NAVYFIELDクライアント以外にアプリケーションを立ち上げていないか。
  3. (特にメモリの)容量をとる常駐ソフトを起動していないか。
  4. セキュリティソフトがクライアントの動作やネットワークを規制していないか。
  5. パッチファイルを当てているか。

Windows XPの場合、「プログラム互換性ウィザード」を使用すると解決する場合があります。プログラム互換性ウィザードはアクセサリとして入っていますので、「スタート」ボタン、「すべてのプログラム(P)」、「アクセサリ」の順で起動できます。

Windows Vistaでは、NAVYFIELDクライアントを右クリックして「プロパティ」を開き、「互換性」のタブで設定が表示されます。

Windows 7の場合、逆に互換モードで起動すると正常に動作しないおそれがあります。NAVYFIELDクライアントを右クリックした際に表示される、「管理者として実行(A)」を一度でも行っておけば、次回から正常に起動する可能性があります。

これらを実行しても動作しなかった場合は、ダウンロードしたクライアントそのものが破損している可能性があるため、クライアントの再ダウンロード、再インストールなども試してみてください。

ハンゲームからゲームを開始した場合、規約の画面で停止してしまうことがあります。また、NAVYFIELDクライアントのショートカットが動作に関係するとは限らない(未検証)ため、デスクトップのショートカットを右クリックして、「プロパティ (R)」を開き、「ファイルの場所を開く (F)」でNAVYFIELDクライアントを探します。そして、直接クライアントのプロパティで、「互換性」のタブでOSに応じて設定し、ハンゲームのNAVYFIELDサイトから起動してみてください。

快適な動作

ゲームの動作が遅いことを、「重い」などと言いますが、大きく2パターンあります。ラグ(lag)とよばれる通信関係の問題と使用しているパソコンの能力不足で鈍重な動きになることです。NAVY FIELDはブロードバンド高速回線じゃないとできない、という訳ではないので安定(通信速度が一定)していれば、ISDNなどナローバンドでもプレイできます。NAVY FIELDは、「CPU」「メモリ」の性能に依存しがちですので速度を測ってみて、必要通信速度を満たして安定していればスペックが問題ということになります。

ADSLでも安定しているという保証はありません。電話とインターネット回線を共有している場合、電話の着信時に切断する現象などがあり、これは保安機の交換で解決するようですが、近隣の通信局との経路によって通信速度が左右されることもあります。通信速度の相談は契約なされたプロバイダ(ISP)で対応してもらえますが、対応の内容は個々の会社や契約したサービスによって異なるでしょう。

NAVYFIELDクライアント以外のソフトを使用していたり、常駐ソフトを使用していたりすると十分でなかった能力に負荷がかかります。特に大量にメモリを消費するソフトが影響しやすく、逆に容量を必要としないソフトであれば問題ないこともあります。Windowsの場合、キーボードのEscキー、Shiftキー、Ctrlキーを同時に押すことで「Windows タスク マネージャ」を起動し、プロセスやパフォーマンスのタブをクリックすればCPUの使用率やメモリの使用量を確認できます。

また、起動に失敗した際にタスクマネージャを起動すると、カーソルが表示される場合はクライアントを強制終了させることができます。NAVY FIELDクライアントの起動失敗後にタスクマネージャを起動し、マウスもキーボードも操作せずにAltキーとEキーを同時に押します。そうすることで「タスクの終了(E)」が適用され、NAVY FIELDのクライアントだけを終了させることができます。こちらを利用して、強制的に電源を落とすといったパソコンの故障に繋がりかねない行為はできるだけ控えましょう。注意点として、上記のプロセスやパフォーマンスのタブを確認して、そのままNAVY FIELDを起動するとできません。アプリケーションのタブを選択し直し、タスクが表示されることを確認してからタスクマネージャを終了し、NAVY FIELDを起動させましょう。

パッチファイルの有無は公式サイトで確認でき、新たに配布が開始されれば告知掲示板で知らされます。オートパッチは時間がかかる上に失敗することもあるので、クライアントのダウンロード後にパッチファイルの確認は必ず行いましょう。

状況開始

無事にログインできましたら、最初に降り立つ場所は無国籍の中立港内にあるドックです。最初に名前の入力が求められますが、それが最初の船、フリゲート(FF)の名前になります。このフリゲートには水兵も配置した状態であり、黄色の矢印をクリックすれば出航すれば、すぐに実戦が可能です。配置済みの水兵は決して能力が高いとは言い切れませんが、その能力が影響を出す頃には、どういう水兵を雇用すべきか把握していることでしょうから、新しい水兵を育てると良いでしょう。もし、誤って解雇してしまった場合、艦長候補は「潜在:+13~+14」、砲兵候補は「命中・連射:ともに+10以上」。序盤はこれを目安に雇用しましょう。水兵は画面右下にあるNewを押すと雇用できます。能力値はランダムで潜在は最大15、他は最大12となっています。能力値が高い兵は他のプレイヤーに売ることもできます。

出航するとミッションルームでの練習となります。画面上の右下にあるマップとヘルプの文章をよく見て、操作を覚えましょう。

最初のフリゲートには自動照準が搭載されているので、目標の艦をクリックすると照準され、コントロールキーで発砲します。しかし、自分も動き、相手も動いていれば、最初のうちは命中させるのが難しいかもしれません。訓練や戦闘の終了後、Congratulations!といった画面が表示され、「次へ」を押すと自動的にドックに戻り、自動的に補給が行われます。

操作に慣れるため、再度ミッションルームに入って練習したいのであれば、再び矢印を押して出航し、バトルチャンネル(マップ)で端にあるルームに入るか、自分でルームを作成してミッションを開始します。ある程度、操作に慣れたら他のプレイヤーに混じって戦闘に参加してみましょう。なお、2010年の時点でバトルルームのほとんどは大艦隊戦2が多いですが、中にはレベル制限のある電撃戦もあります。時間帯によっては必要な人数が集まるまで待たされることがあります。他のプレイヤーが大小さまざまな船を使用しているので、戦闘が始まるまでの待機時間を利用して、将来、自分の乗りたい船を探してみると良いでしょう。それらは艦船系譜図で、いくつのLvでどの船に乗れるようになるかを確認できます。艦船系譜図は公式サイトの艦船について以外にも、ファンサイトも扱っており、様々なデータを扱っているNaval Navigator、NAVYFIELD NEO@wiki、イギリス艦のグラフィックが充実したRoyalNAVYなどがお勧めです。

部屋によって難易度の強弱があります。大艦隊戦は経験値の取得が多く、時間帯に関係なく立っている可能性が高いという利点がある反面、小型艦は砲撃の機会が少ないので上達しづらい部屋でもあります。単独で突撃を行っても、集中砲火を受けてしまいます。しかし、DD(駆逐艦)に乗れるレベルになれば、対空砲を装備して航空機を撃墜することでクレジットを稼げるようになり、DDよりも大きい巡洋艦に乗れるレベルになれば偵察機によって射程の長い戦艦の支援が可能になり、チームに貢献できます。

撃沈されてもしばらく部屋で待機、観戦していれば、同チームの活躍でボーナス分のクレジットが手に入り、特に観戦することで同じ大きさの船に乗る敵味方の動きを観察できるというメリットがあります。

操作考察

大艦隊戦などArea7での戦闘でFFやDDの役割はほとんどありません。それどころかBBやCA(重巡洋艦)に接近しすぎて邪魔だ、と口にこそ出されたりしませんが、そのような扱いを受けることもあります。FFやDDにとって不利なのは艦砲の火力や射程が話にならないほど小さく、短いことです。しかし、逆に有利なのは巡航速度が速いことと船体の小さい事です。それを利用すれば戦果を出すことは可能です。

最初のうちは味方から離れず、味方が攻撃している相手を砲撃し、相手の船団から離れた艦を狙いましょう。これはレベル制限のある電撃戦でも同様です。

フリゲートに搭載されているFCS(射撃管制装置)は自動、精密、遠距離の三種類があり、最初に装備されているのは自動です。自動FCSはマウスクリックで照準できるので容易に照準を行うことができ、操作が覚えやすい上、射程と仰角の関係が理解しやすいです。しかし、操作を覚えやすくとも精度はあまり高くありません。一度の射撃で3発中2発が命中しても3発中3発命中することはほとんどありません。これは艦砲が前後に分かれているため、向きや距離などそれぞれの要因で同じ仰角で射撃しても、同じ地点に着弾しないためです。

精密や遠距離FCSは艦砲の向きも仰角もすべて自分で調整できるようになるので一旦慣れてしまえば、連続して命中弾を与えることも可能です。ドックでFCSをクリックすることで売却できます。序盤は艦砲の射程も短いことからFCS線の長さはあまり重要ではなく、将来は艦砲の集弾に精密FCSの補正が重要になりますので、精密FCSの使用をおすすめします。

コツとしては撃った時の弾着箇所(弾が落ちて青いマーカーが表示される地点)を確認しつつ、そこに相手の艦が来るように主砲の仰角ではなく、自分の艦を動かすことで距離を調整して砲撃します。あとは慣れていけばその時の仰角も覚えて、そこにいる時はXX度、そっちにいる時はXX度と感覚をつかんでいけます。ただし、相手の船から逃げている時や追っている時は多少の前後があります。また、主砲である艦砲の種類が変わると仰角の感覚も変わるなど、この調整方法は万能ではありませんので注意してください。

戦闘開始直後の試射や戦闘中に味方を撃たないように気をつけましょう。もし、誤射してしまった場合は理由がどうあれ、敵と遭遇する前のうちに謝っておきましょう。一言謝っておくだけでも相手に与える印象はだいぶ違います。また、味方を撃ってしまった場合、戦闘終了後にクレジットなどの収入が減じてしまいます。NAVYFIELDはクレジットやポイントが余ることは大型艦に乗れるようになるまでありませんので、気を付けましょう。

次の巡洋艦まで資金稼ぎに苦労しますが、これをつらいと感じては、その先の戦艦や空母までたどり着けません。また、焦りは禁物です。時間がかかる資金稼ぎにも意味があり、それぞれの船の操作に慣れて上達するための時間でもあるからです。

武装

序盤はLvが上がれば、艦砲のバリエーションが増えるのでカスタマイズに飽きることは少ないでしょう。最初は1つしか選べないので、特に迷わないでしょう。マウントに積む艦砲の種類は統一することで射撃時の複雑な作業が起きにくいのです。L型は重量が重めで射程が長く、D型は重量が軽め、長所は速射。そして、N型は両立のバランスタイプです。

艦砲データの用語

インチ
1inchは2.54cmです。大きいほど弾が大きくなり、重量の増加に伴い攻撃力の増加。
口径
大きいほど攻撃力および命中率が高く、射程がのびる。
弾速
値が大きいほど攻撃力が高く、射程が長くなる。初速とも呼ぶ。
連射速度
次弾が発砲可能になるまでの時間。値が小さいほど時間が短くなる。
必要容積
数値分だけ艦砲容積を使用する。容積を残さないと弾薬が積めない。
旋回速度
艦砲を旋回させる速度。照準線を動かす速度。

砲弾にも種類があります。徹甲弾、重榴弾、標準榴弾、軽榴弾です。他にも対空弾、対空弾改など航空機に対して使用する砲弾もあり、FC弾は非戦闘用の花火です。榴弾は装甲が皆無な艦船に対して使用すると能力を発揮し、重榴弾は重いので射程が短くなる設定ですが、攻撃力は榴弾の中で一番です。自分より格下や同クラスの艦船に使用すると効果的です。軽榴弾は逆に、火力こそ重榴弾や標準榴弾に劣りますがよく飛ぶので、同クラスの艦と射程ぎりぎりで撃ち合いをする場合は軽榴弾が有利な場面が多いです。

徹甲弾は装甲を貼りやすい艦船、重装甲の大型艦などに使用すると効果的です。徹甲弾を高仰角で曲射するように使用すると、貫通ダメージによって装甲されていてもダメージを与えることができます。

艦砲は選り好みして細々と交換していては慣れにくいです。人によりますが多少火力に劣っていても、旋回速度や装填速度が速いほうが使いやすいという事もありますし、射程距離が短くても火力が高くないと思うように戦えないという事もあります。どれがいいかではなく、「どれが自分の戦い方に合っているか」「どれが自分の行く部屋に合っているか」といった要素が強く、乗る艦船の特徴を理解する必要があります。

魚雷は一発逆転の可能性を秘めた武装です。そういう意味でFFなどの雷装艦(魚艦)は非常に強力な存在です。しかし、相手が小型艦の場合だと高速で小回りが効くので回避されやすく、序盤に使用できる魚雷は航跡が見えるので費用対効果を考えるとお勧めできません。自衛装備・おまけ程度と割り切っておくぐらいにしておきましょう。改装艦は売却しても改装費は戻ってこない上に、国籍DD取得後もクレジット、ポイントが大量に必要となり、大艦隊戦では魚雷でダメージを与えても、クレジットの収入は少ないです。そのことを念頭に置いてから雷装艦に挑みましょう。

国籍

国籍は日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、ソビエトの6か国から選びます。それぞれの国ごとに史実で建造された艦船や計画艦などがあり、Lvを上げて資金を貯めれば選んだ国の艦船を購入することができます。また、各国の似た艦船でも特徴がそれぞれ与えられているため、やってみたい事との兼ね合いになるでしょう。

国籍艦の購入への段取り

まず、国籍艦を購入する条件として、兵員それぞれに国籍を取得させます。この国籍取得に水兵ごとにポイント 2000を消費します。次に国籍艦に水兵を乗せて、その水兵が運用する武装のために兵器兵へ転職させます。兵器兵への転職は水兵ごとにポイント 5000を消費し、艦長へ転職するのにポイント 5000を消費します。つまり、国籍艦に乗れる最低限の艦長1人兵器兵2人の計3人でさせ、ポイント 21000が必要です。

水兵ごとに違う国籍を取得させた場合でも経験値は入りますし、乗せることもできますが、武装を使うことはできません。艦長になった水兵の国籍によって艦を選び、違う国籍も艦長の国籍を基準にします。艦長から敵対の国籍を取得させた兵員の場合はペナルティがつきます。国籍を統一すれば引かれることはないので、余裕のない序盤は国籍統一が無難です。同盟国や敵対国は史実と同じ関係で、アメリカとイギリスの連合。日本とドイツの枢軸です。

国籍水兵の効果適用と能力上昇値

自国籍
新兵、熟練兵、仕官のすべて適用
同盟の国籍
新兵、熟練兵のみ適当
敵対の国籍
新兵のみ適用
アメリカ国籍水兵
対空+2 戦闘+2
イギリス国籍水兵
修理+2 保守+2
日本国籍水兵
魚雷+2 攻撃機+2
ドイツ国籍水兵
命中+2 連射+2 機関+2 戦闘+2
フランス国籍水兵
保守+2 戦闘+2
ソビエト国籍水兵
機関+2 攻撃+2

これら国籍取得時の上昇値だけでなく、転職による増減もあります。

水兵は新兵、熟練兵、士官などによって構成されています。Lvが上がるごとに最大人数が上昇しますが、新兵充足率が満タンの状態で能力が最大とされるので、新兵100%でプラスマイナス0です。補充せずに欠員がいる状態だとマイナスされます。もちろん、熟練兵や士官がいて充足率が100%であれば、100%以上の能力を発揮することになります。

幽霊兵とは、充足率が低い状態、兵員数が少ない状態のことです。この幽霊兵は兵員数が少ないので重量が軽く、艦の装備を減らすことがなくなるので気軽に乗せて兵器を扱うことができ、育てやすいです。しかし、兵員数が少ないということは能力も低く、戦闘を重ねても熟練兵が増えなくなります。そのため、熟練兵が増えにくい艦長や技術兵などの補助系列の兵員にとっては致命的です。逆に、一斉射分の魚雷しか積んでいない艦の魚雷兵などは能力を気にする必要もないので、役どころによっては効果的です。

水兵はレベルを上げることで総兵員数が増えます。その中に熟練兵や仕官がいることで100%以上の能力を発揮することは前述しましたが、熟練兵や士官の能力上昇は率ではなく値であるため、熟練兵や士官の比率が高いほどその水兵の能力が上がり、さらにレベルを上げれば上げるほど熟練兵や士官の人数を増やすことができるので、Lvによってその水兵の能力は断然違います。大艦隊戦などで戦艦が長距離から精密な砲撃ができる理由はここにあるのです。

兵員育成

兵員各パラメータの効果

潜在
艦長に転職すると統率になり、この値が高いと射線が伸び、遠距離で魚雷を探知できる。
命中
この値が高いほど発射される弾のバラつきが軽減される。
連射
この値が高いほど艦砲の速射能力が高まる。
魚雷
この値が高いほど魚雷発射管の装填時間が短縮される。
対空
この値が高いほど自動射撃される機銃が強化される。2010年の時点で艦長のみ機能している。
修理
この値が高いほど修理の速度は速まるが、上限が設定されている。
保守
補修にあたる。この値が高いほど防御力は高まるが、上限が設定されている。
機関
この値が高いほどオーバーヒート時間が延び、その限界速度も上がる。ただし、機関兵への転職後のみ効果を発揮。上限が設定されている。
偵察
この値が高いほど使用する航空機の防御力が高まる。
戦闘
この値が高いほど使用する航空機の対空攻撃能力と防御力が高まる。
攻撃
この値が高いほど使用する航空機の対艦攻撃能力と防御力が高まる。

砲兵

対空砲兵は、装填砲のA型艦砲しか使えなくなり、一部は対空弾しか装填できなくなるため、他に砲兵を用意していないのであれば転職させるべきではありません。また、軽砲(艦砲)にも一部は対空弾を装填することもできるため、連射能力の高い装填砲を見極めた上で転職させましょう。なお、装填砲の対空は自動ではなく手動です。近距離低空を飛行する航空機に自動で反撃を加えているのは機銃であり、これは艦長の対空ステータスによって左右するといわれています。

日本国籍やドイツ国籍の場合は巨砲へのルートにたどり着く砲兵が一種類しかないため、対艦用の砲兵育成に悩む必要はありません。また、対空砲兵を育てる場合は砲兵の対空能力は未実装であるため、連射や命中の能力値を稼ぐために転職ロスをさせ、しばらく兵器兵などで育てた方がいいでしょう。ただし、ドイツの場合は転職することで連射の能力値が上がるため、転職ロスが確実な訳ではありません。詳細な対空砲兵の育成方法は対空を極める。の豆知識「対空兵の作り方」やNaval Navigatorの「対空砲兵ってどんなのを用意するの?」で紹介されています。

アメリカ国籍とイギリス国籍には精密砲兵と連射砲兵の二種類の砲兵があります。Lv42で(精密or連射)重砲兵に転職でき、さらにLv65で(精密or連射)巨砲兵にランクを上げることができます。これらは弾着にバラつきが出る集弾と呼ばれる事項と関係しており、序盤は精密砲兵が必要になるでしょう。精密砲兵は巡洋艦に乗るようになると射程が延びるのですぐ必要になりますが、連射砲兵はレベルや能力値次第であるため、しばらく主砲用には使いにくいです。しかし、現状で命中1800ほどに達すると飽和的状態になり、戦艦のFCS使用時には、これ以上集弾しないと感じるようになります。使用する砲やFCSごとにバラつきがある上、熟練兵や士官の人数によって上下するとはいえ、高レベルを目指すのであれば連射砲兵が必要です。ただし、どちらを選んでも最終的に双方の能力をカンストする可能性があります。その過程において主砲用に最低でも精密砲兵2人と連射砲兵2人の計4人を育成しておくと良いでしょう。Tマウント用の砲兵も用意するのであれば、精密砲兵2人と連射砲兵4人の計6人を育成すれば十分です。

アメリカ国籍では、転職時に選びなおすことができますが、連射砲兵を育成するのに常に連射を選択しても上限に達してしまうため、最初は命中を選択し、それ以降は連射でいいでしょう。イギリス国籍では、選びなおすことができないとはいえ、序盤用の精密と高レベル用の連射の計4人で良いでしょう。ポムポム用の砲兵を用意するのであれば、兵器兵をロスさせたまま育成します。

補助兵

艦を乗り換えてことで砲塔(Rマウント)の数が増えることがありますが、CVや有料艦(プレミアムシップ)を除いて艦が大型になるにつれて増える補助席とは別に、Rマウントは前後の2箇所に2人というのが原則です。また、Tマウントも最大2人であり、マウントが増えてもそれ以上は必要な人数は増えません。艦長は1艦に1人ですが、砲兵はTマウントがあれば使う、使わないは置いといて、そちらにも載せることもできます。補助席はFFで1人、DDで2人と艦種ごとに徐々に増えます。ただし、イギリス国籍は補助席の数が1つ多い艦種があります。最初のDDはTマウントの席が1つ少ない代わりに補助席が3人になっています。

技術兵など補助系列の兵員は補助席でなくとも、マウントでも効果を発揮します。ただし、機関の能力は補助席においてのみ効果を発揮します。特別兵はCLへ乗り換え後に偵察機用として即戦力になりますが、技術兵系列の効果が実感できるのはLv50以上、熟練兵や士官次第ではLv100手前だと見積もってください。特に偵察機用の特別兵は1人で済むので、よほどポイントが不足していないのであれば初期から育てておくことをおすすめします。

BB5を目指すのであれば、補助席が8人(英9人)であるため、砲兵4人、修理兵と機関兵7人の育成をすると良いでしょう。ただし、FFやDDの時点でその育成を始めると、巡洋艦で必要なる水兵、偵察機の航空兵育成が滞ることになるかもしれません。全体的に将来へ向けて育成計画を練るのであれば、水兵シミュレーターを利用させてもらいましょう。

ロスとは

ロスとは必要レベルを越えてから国籍取得や転職させることです。国籍取得や転職による経験値のボーナスが失われて必要レベルで転職させた兵よりも、ボーナス分の能力値が少なくなります。すべてのボーナスが上がるだけという訳ではないので、意図的にロスさせるケースもあります。

他にも、ロスを始めると転職することで得られる兵員の増数がごく僅かに少なくなるため、同じレベルでもロスした水兵はしていない水兵よりも総兵員数が少なくなります。これは転職後にごく僅かな能力の劣化をまねきますが、それが問題ないのであれば軽量化というメリットがあります。ロスには、そういったメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。例えば、現在の仕様が変更された場合、それまで有用であったロス水兵がまったく無駄になるという点です。

技術兵でも、その後に修理兵や機関兵へ転職させなければ、小口径砲、魚雷、爆雷、ヘッジホック (HH)などを扱えて修理能力を有する水兵となります。これはユーザーの間でスーパー技術兵などと呼ばれます。対してスーパー機関兵とは、転職させずにロスさせたまま高レベルまで育成した後に機関兵へ転職させた水兵を指します。修理や機関の値を高い水兵を高レベルまでロスさせることで機関兵でありながら、ロスのない機関兵よりも修理の能力が高くなります。しかし、ロスのない機関兵に比べれば、機関の能力に劣り、中途半端な水兵になるため、目的に応じて育成されます。

こういった手法が既存プレイヤー達の間で行われておりますが、これらを育成するのに、まずはレベルやクレジット、そして知識が必要なのです。始めたばかりの方は、いきなりロスに挑戦するよりも、レベルに達したら転職する専門職を育てることをお勧めします。将来に必要な水兵は何であるかを思案し、計画をたてることに努めたほうが良いでしょう。

資金面

NAVYFIELDは序盤においてLvが先行しがちで、有料のプレミアムシップを購入してゲーム内のドックで売却するといった方法を除けば、クレジットやポイントが不足する状態に陥りやすいです。

課金アイテムなどを利用しないことを前提に不足を解消するためには、能力の高い水兵を他のプレイヤーに売却することでクレジット不足を解消する方法があります。一般水兵やサイコロ兵と呼ばれ、ドックで新規雇用を押した時に出現するステータスがランダムの水兵を指します。どういった能力を持つ水兵が売れるのかわからない場合、Naval NavigatorのトレードBBSで売り買いの傾向をチェックすれば、需要や相場を判断できます。基本の注意事項は、国籍を取得させて、何らかしらの職についた水兵以外は取引できません。また、そのうちの艦長や通信兵は取引できません。

取引システムではなく、バトルチャンネルでトレードする条件はLv30未満の水兵しかいない場合、クレジット、ポイント、共に15万づつ必要であり、トレード終了後もこれが維持されていないとトレードができません。しかし、Lv31以上の水兵を所持していれば、これらが5万づつに緩和されます。トレードルームはエリア13と18でのみ作成できます。

トレードルームでの取引の注意点として、Naval Navigatorは当サイト同様にファンサイトであり、問題が発生しても自己責任が基本です。SDEnterNetも補償しないことを明言しています。ただし、悪質な場合、該当プレイヤーに対して処罰が行われる可能性があるため、ゲーム内で取引を完了させる前にスクリーンショットを撮ることを忘れないでください。標準の設定ではPrint ScreenキーかPrtScnキーで撮影できます。また、取引時の数値入力において、PageUpキーとPageDownキーを押すと1000単位でクレジットやポイントの数値を変更できますが、NumLockの解除をしないと使えません。テンキーのNumLockキーを押すことでオン、オフを切り替えます。

あえなく撃沈されてしまった時に最後まで残ると、ボーナスがさらにもらえることを忘れてないでください。少しでも相手の艦にダメージを与えてから沈んだ、ということなら、少なくとも序盤に赤字にはなるということはありません。ですが、最後まで残ることで補給や整備の時間も加えて次の戦闘に遅れてしまい、参加できないこともありえます。戦闘の回数をこなすかどうかは、その時間帯の部屋の数で見極めてください。

砲撃の機会が少ない大艦隊戦であれば、初期の稼ぎ頭は対空戦闘になることからドイツで稼ぐのも一つの手で、Z1は低Lv(15前後)でもそれなりに弾幕をはれます。しかし、2隻を所有するとなると水兵雇用分だけでなく国籍取得分のポイントまで消費してしまいます。水兵の雇用だけなら解雇することでポイントを取り戻すことはできますが、国籍の取得分、転職分のポイントは帰ってきません。他にも装備の変更を繰り返すと、装備(艦砲、水雷など)の還元率によってクレジットを消費してしまいます。大艦隊戦で両用装備、それ以外で対艦装備などと、コロコロ変えていては、少量とはいえ稼いだクレジットを消耗することになります。

各国と艦船の特徴

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購入は無国籍港では購入できませんので各国籍の港へ移動しますが、艦長に国籍を取得させていなければ入港できません。また、入港しても系譜図(ツリー)から艦を選ばないと購入できないので注意してください。系譜図は国籍を取得し、艦長に転職させた水兵にSHIPボタンが表示されるようになり、Lvが到達していれば選択できる艦が表示されています。試しに乗るつもりで国籍艦を買った際などに、先に艦長を解雇してしまうと国籍港に戻れなくなってしまいます。そういった場合は先に国籍艦を売却しないと、手持ちのクレジットがフリゲートさえ買えない額だと国籍港に戻るために艦長の育成もできなくなってしまいます。

初めてNFをやる方は国籍で悩むかもしれませんが、自分の好きな国か乗ってみたい船がある国籍を選びましょう。その方が後々、後悔しないでしょう。ただし、どの国にも上記のような一長一短といった具合に特徴があります。開始間もないのであれば、どの国籍を選んでも、どこかで苦難の道のりが待っています。どのように乗り切るかはユーザー次第です。

各国の特徴と最初の国籍駆逐艦
Counties Comment Ship classes Armaments Comment
アメリカ 艦種が多く、全体的に装甲性能は高めで対空機銃が強力。艦砲や両用砲の速射は平均的だが火力はドイツに次いで低く、射程も英に次いで短い。しかし、艦自体の性能は高く、序盤は安定したプレイを期待できる早熟型。 フレッチャー
  • Lv10 - 25口径 12.7cm Mark.10 - 5インチD型単装砲
  • Lv21 - 47口径 15.2cm Mark.17 - 6インチL型単装砲
マウント数は多めで対艦は有利だが、艦砲の能力は平凡で両用砲は射程、火力ともにZ1型に劣る。容積を考慮すると、アメリカ艦乗りに人気の"Lv24 - 53口径 15.2cm Mark.12 - L型単装砲"が積めない。
イギリス 装甲性能が優秀なので、資金が整うと強力。魚雷は短射程と長射程に分かれ、短射程の魚雷は威力が高く、艦砲も全体的に短射程だが威力は高い。砲兵や補助兵が育たないと恩恵が受けられない大器晩成型。
  • Lv11 - 45口径 12cm Mk. IX - 4.7インチN型単装砲
  • Lv22 - 45口径 15.2cm Mk. XII - 6インチL型単装砲
被弾面積が小さく、基本防御力が高い。フレッチャー同様に単装砲を装備できる攻守バランス型だが、両方砲の射程が短くTマウントは1つというのが玉にキズ。
日本 艦種が豊富で艦載機の搭載能力の大きい巡洋艦をもつ。魚雷の射程が最長で威力も全体を通して高い。艦砲は威力も高く、射程も速射も他国と比べて見劣りしない。ただし、艦によってはTマウントの数が少なく、機銃は貧弱で装甲性能は最弱。 陽炎
(かげろう)
  • Lv10 - 45口径 12cm 11式 - 4.7インチL型単装砲
  • Lv17 - 50口径 12.7cm 三年式C - 5インチL型連装砲
Rマウントは少ないが容積が大きめな上、Tマウントの魚雷搭載数が最多。秋月(冬月、秋月改)でないと"Lv24 - 50口径 14cm 三年式 - 5.5インチL型連装砲"は搭載できない。ただし、性能の安定した連装両用砲が積めるようになる。
ドイツ 艦砲の射程が全体を通して長いので先制しやすい。装填砲や対空もできる両用砲も連射能力に長ける。他国籍同様に空母や艦載機も登場する。しかし、DDを除いて艦種は少なめで、装甲性能は日本に次いで低く、艦砲の火力も高くない。 Z1
  • Lv11 - 45口径 10.5cm SkC/32 - 4.1インチL型単装砲
  • Lv15 - 78口径 8.8cm SK C/31 - 3.46インチL型連装砲
マウント数がフレッチャーと同等だが、船体の値段は高め。低Lvでも優秀な連装両用砲を積めるようになり、一発の威力を数で補える。
フランス 装甲性能はアメリカに次ぐ能力で、空母を除き全体的に船体が小さい。大口径の多連装砲があるため、マウント数が少なくても火力を維持できるが、弾薬の消費がはやい。他国より抜きんでている能力をもつ航空機が強力。 ジャグアール
  • Lv12 - 40口径 Model 1924 - 5.1 インチ単装砲
  • Lv24 - 45口径 Model 1929 - 5.46 インチ連装砲
イギリス同様に船体が小さいため、被弾面積は小さく、機動性も良い。しかし、使い勝手の良い連装砲はLvが高い。しばらく単装砲を使うことになり、射程が長い砲であっても火力が不足する。マウントの容積が少ないため、連装砲も種類によっては弾薬数が限られる。
ソビエト イギリスに次ぐ装甲性能だが、機動性に難がある。艦砲は火力、連射、射程の全体を通してバランスが良い部類だが、BBでは口径が小さいため火力不足。航空機や空母も機動性良好とは言い難いが、空母はマウント数、容積の双方が充実しており、自衛火器を搭載しやすい。 ストロジェヴォイ
  • Lv12 - 55口径 7.6cm 34-K 1935式 - 3インチ単装砲
  • Lv14 - 55口径 7.6cm 39-K 1939式 - 3インチ連装砲
  • Lv14 - 50口径 10.4cm 1905式 - 4.7インチ単装砲
RもTもマウント数が充実しており、装備によって様々な用途に対応できるが、速度は遅い。低レベルの両用砲には火力か連射の欠点を抱えており、対潜艦としての用途以外は大艦隊戦には向いていない。

謝辞と案内

継続して更新を続けているファンサイト様には恐縮ですが、この度、NF Guidanceの大幅改訂を行い、再公開させていただきました。

NAVYFIELDの初心者向け攻略ガイドページとして立ち上げたNF Guidanceは、help of a beginnerを標語にゲームのスタート前から国籍取得、転職などを踏まえた駆逐艦の購入まで紹介させていただいていたのですが、SDEnterNetへの運営移行と仕様変更につき、ざっくりと削るところは削りました。

内容的にも管理人の質的にも、まだまだ足りないところもあるやもしれませんが、ご支援よろしくお願いします。

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